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外用薬の使い方(吸入薬・坐薬)

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吸入薬の使い方

吸入薬とは

薬を口から吸い込み、気管支や肺に作用させるお薬です。
内服した場合よりも少量で比較的早く効き目を現し、全身性の副作用が少ないのが特徴です。

使用方法

各薬剤の形状により、それぞれ使用方法が異なります。
お薬と一緒に入っている説明書、または薬の袋に書かれている注意事項をよく読んで使用してください。

使用上の注意

  • 患者さんごとに「1日●回、1回▲吸入」または、「発作時1回◎吸入」と使用方法が定められているので、医師の指示を守ってお使いください。
  • 毎日使用される方は、吸入を忘れることなく続けることで効果が高まります。
  • 吸入する時間をある程度決め、毎日行うよう心がけましょう。吸入後はうがいをしてください。
  • 口腔粘膜よりお薬が必要以上に吸収されるのを防ぎ、また口腔内を清潔に保つためです。

薬剤の使用方法がわからない、本当にこれでいいの?

初めて吸入薬を使用される患者さんで、使用方法について詳しく説明を受けたい方は、薬局窓口で声をかけてください。
また、現在吸入薬を使用されている方で、本当に使用方法が合っているのかなどお聞きになりたいことがあれば、お気軽におたずねください。

坐薬の使い方

坐薬とは

医薬品を一定の形状に成型して肛門または膣に使用する固形のお薬です。体温によって溶けるか、軟化するか、または分泌液で徐々に溶けます。

使用方法

お薬と一緒に入っている説明書、または薬の袋に書かれている注意事項をよく読んで使用してください。

使用上の注意

  • 患者さんごとに「1日●回、1回▲個」と使用方法が定められているので、医師の指示を守ってお使いください。
  • 肛門・膣にのみ使用し、飲まないよう注意してください。
  • 使用前に手をよく洗い、包装から取り出してお使いください。
  • 排便してから使用してください。特に小児は、排便の有無を必ず確認してから挿入してください。
  • 挿入後20~30分間は、歩行や激しい運動を避けて安静にしてください。
  • 医師の指示により、「1/2個使用」などで坐薬を切る必要がある場合は、包装の上から清潔にした包丁やカッターナイフで図のように斜めに切り、上の部分を使用してください。切った残りは、使用せずに処分してください。

保管上の注意

室温保存と冷所保存があります。お薬の袋に書かれている保存方法をよく読んで保管してください。